この夏海のレジャーで気をつけたい海の危険生物 ランキングまとめ 10選[最新2016年度版]
この夏海のレジャーで気をつけたい海の危険生物ランキングについてまとめました。
それでは、第10位からカウントダウン形式で発表します♪
~この夏海のレジャーで気をつけたい海の危険生物ランキングTOP10~
第10位 アカエイ
出典:http://www.kazkian.com/guest/manboon/wp-content/uploads/2012/03/akaei20120204a.jpg
アカエイは餌を求めて干潟や人工海浜、河口付近の汽水域など浅場に現れることも多く、言わば日本沿岸のどこにでもいるポピュラーな魚なのです。長い尻尾の中ほどに10cmほどの長くて太い棘(トゲ)があり、この棘に毒腺があります。刺された直後から激しい痛みに襲われ、10分ぐらいすると刺すような痛みに変わります。細胞が破壊され壊死を起こし始めます。重症の場合は血圧低下、呼吸障害、下痢、発熱等の全身症状が出て、最悪の場合、アナフィラキシーショックにより死に至ることがあります。
第9位 ダツ
出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/ab/Belone_belone.jpg
全世界の熱帯・温帯域から10属・32種が知られ、うち日本には4属・8種が分布しています。日本のダツ類は浅い海に生息するものばかりですが、日本以外の熱帯域には汽水域や淡水域に生息する種類がいます。
捕食の際に小魚の鱗で反射した光に敏感に反応し突進する性質がある為、暗夜にダツが生息する海域をライトで照らすと、ダツが激しく突進してきてヒトの体に突き刺さることがあります。実際にダツが人体に刺さって死傷する事故も発生しており、沖縄県の漁師には、鮫と同じくらいに危険視されています。一応食べられる魚で、そんなにまずくはないのですが骨が青くて食欲を削がれます。
第8位 ウツボ
出典:https://www.ugui-vc.jp/img/yoshinokumano/kushimoto/creatures/dangerous_creatures/03_utsubo/01.jpg
全てが温暖な地域の浅海に生息し、特にサンゴ礁や岩礁に生息する種類が多い。一部の種類はマングローブを含む汽水域や淡水域にも侵入する。
毒は持たないが、口中に並んだ歯はとても鋭く、顎の力も強いので噛みつかれた場合は容易に外すことができません。無理に引くと傷口から大出血する恐れがあります。また、雑菌を持つので、破傷風にかかる恐れもあります。おとなしい性質ですが、不用意に手を差し出したり、ウツボの潜む穴の中に手を入れて攻撃を招かないように気を付けましょう。
ちなみにタタキとかで食べるとけっこう美味い魚らしいです。
第7位 オニダルマオコゼ
出典:http://www.nandemo-zukan.net/animal/img/2011/10/10/2222.JPG
オニダルマオコゼは、カサゴ目フサカサゴ科オニオコゼ亜科に属する魚類の一種。背鰭の棘条(トゲ)から強力な毒を分泌するため、非常に危険な魚類として知られています。インド洋や太平洋西部の熱帯域に分布し、日本近海では小笠原諸島・奄美大島・沖縄周辺に生息しています。岩に擬態して姿を隠すオニダルマオコゼは、言わば海底の忍者のような存在です。我われ人間でも、海底でオニダルマオコゼの存在を目視確認するのは容易ではありません。間違えてふんづけたら大変です。画像でも魚というよりただの岩みたいですよね。
背中の毒の刺を取れば食べられます。とても美味しい魚のようです。
第6位 オニヒトデ
出典:http://www.ibreeze.info/upload/file/f209_DSCF3701.jpg
オニヒトデは造礁サンゴ類を好んで食べる大型のヒトデで、ウニやナマコと同じ棘皮動物の仲間です。太平洋とインド洋に広く分布しています。オニヒトデにはたくさんの棘が生えています。棘は非常に鋭利で、しかもとてももろく出来ているので、刺さった棘が体内で折れてしまい簡単に取れなくなることがあります。また、棘の表面には毒があり、刺されるとたいへん痛み、腫れることもあります。痛みは棘が刺さると即座に生じ、非常に強烈で数時間持続します。ひどいケースでは刺されて1時間ほど後に嘔吐することもあります。
ここからは、いよいよTOP5の発表です!
第5位 ガンガゼ
出典:http://blog-imgs-49.fc2.com/a/k/a/akara3sea/001.jpg
ガンガゼ(岩隠子)は浅い沿岸域、サンゴ群落などに生息するウニの種類の一つであり日本でも関東より南の地域でよくみられ、磯遊びなどの際には注意が必要な生物です。ガンガゼは通常のウニと比べて棘がとても長いことが特徴となっています。ガンガゼはこの長い棘に毒を持っており、刺されるととても激しい痛みを引き起こします。一般的なウニの棘は手に乗せてもなかなか刺さりませんが、ガンガゼの棘は細長く鋭いために刺さりやすくなっています。また、この棘は脆く折れやすいため、刺さった棘が折れて皮膚に残りやすくなっています。
ちなみに食べられます。普通のウニに比べると味は薄いようですが、ウニはウニです。
第4位 ヒョウモンダコ
出典:http://7chord.com/blog/wp-content/uploads/2014/02/055.jpg
一般に日本の小笠原諸島、南西諸島以南の太平洋からオーストラリアにかけての西太平洋熱帯域・亜熱帯域に分布し、浅い海の岩礁、サンゴ礁、砂礫底に生息しています。しかし、海水温の上昇により分布北限が北上を続け、1999年には大阪湾での捕獲が記録されているほか、2009年になってからは九州北部の福岡県・佐賀県・長崎県・大分県で多く目撃されており、日本海側での捕獲も報告されています。ふぐ毒と同じテトロドトキシンを持っています。危険を感じると模様のリングの色が濃くなり威嚇してくるようです。また、かまれてもあまり痛みを伴わない為気付かないうちに毒がまわるということもあるようです。
ランク第3位 ウミヘビ
出典:http://okinawadailyphotos.com/site/hirooumihebi_Laticauda_laticaudata_files/1-filtered.jpg
ウミヘビは熱帯~亜熱帯の温暖な海を好み、トカラ列島以南の南西諸島(奄美群島、沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島)が分布の北限だといわれていました。ところが近年の地球温暖化の影響で、九州や四国地方をはじめ、紀伊半島の沿海でもしばしばウミヘビが目撃されるようになりました。時折、千葉県の海でも目撃されることがあります。ウミヘビの毒はコブラ科のヘビに共通な猛毒の神経毒で、咬まれると麻痺やしびれが生じ、やがて呼吸や心臓が停止して最悪死に至ります。その毒性は強烈で、例えばエラブウミヘビの毒は陸上のハブの70-80倍の強さだといわれています。
ちなみに沖縄ではイラブー汁といって滋養強壮の料理になるそうです。
ランク第2位 アンボイナガイ
出典:http://agije.com/jouhou/wp-content/uploads/2015/05/anboinagai_S.jpg
アンボイナガイは、イモガイ科イモガイ属に属する巻貝です。アンボイナガイは世界中の暖流域に棲息しています。日本では沖縄のサンゴ礁地帯に多く見られますが、近年の地球温暖化の影響で、九州・四国・本州でも黒潮や対馬海流などの暖流の影響が強い地域では当たり前のように棲息しています。毒腺が付いた銛(もり)状の歯舌で他の動物を突き刺し、麻痺させて餌としています。この毒は強烈で、世界中のどの毒ヘビよりも強く、イモガイ1個体に含まれる毒はおよそ人間30人分の致死量に相当するといわれています。
ランク第1位 カツオノエボシ
出典:http://mellowness.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_f1c/mellowness/picture-077-84812.jpg?c=a6
カツオノエボシは世界中の暖かい海洋に生息し、時には1000個以上の大群になって海面に浮かんでいることがあります。独立した推進力を持たないので、波に乗って漂うか、気胞体(浮き袋)で風を受けて進みます。クダクラゲ目に属する刺胞動物で、触手に非常に強い毒の刺胞を持っています。この刺胞に人が刺されると電気に打たれたような激痛が全身に走ることから、別名を「電気クラゲ」とも呼ばれて恐れられています。刺された人の死亡例も報告されています。カツオノエボシに刺されると、結果はかなり悲惨です。傷口が痛むうえに、刺されてから3日間ほどは熱が出て寝込むこともあります。
以上、この夏海のレジャーで気をつけたい海の危険生物ランキングまとめTOP10でした♪
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